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2009/10/29 (Thu)
Eternal Snow 3
「まぁ、可愛いキラに目を付けたのは褒めてやるが、オレの目に適わなければ、嫁にやるわけにはいかないな」
妹は可愛いと親馬鹿ならぬ、兄馬鹿ぶりを発揮したカガリに、キラは呆れるような視線を向けた。
「身内の欲目だよ、カガリ。皆、ヤマトの家と繋がりを持ちたいだけだって」
「そんなことないぞ、キラッ。お前は自覚がなさ過ぎるんだ」
キラに言い寄る連中の狙いの一つは、ヤマト家と姻戚関係を結ぶことなのだろうが、身内や惚れた欲目でなくとも、キラが可愛いというのは誰もが納得するところだ。
今までどんなに綺麗な女性にも見向きもしなかったアスランが、唯一、恋情を抱いた相手なのだから、他の男が黙って見過ごすはずがない。
アスランは自分の女性を見る目の良さを自画自賛する一方、心中穏やかではなかった。
十ヶ月前に一目惚れして、やっと再会できたキラを、みすみす他の誰かにくれてやることなどできるわけがないし、カガリの目に適う人間は、自分しかいないという自信もアスランの中にはあった。
「じゃあ、彼女は冬休みの間中、ずっとプラントに?」
「そういうことになるな」
アスランは、目を輝かせた。
邪魔者がいないこのときこそ、キラと親密になれる絶好のチャンスだ。
「カガリ、クリスマスイヴに彼女をお借りしてもいいかな?」
「キラを?」
アスランはコクリと頷く。
「今度、我が家でクリスマスパーティがあるんだ。一人でいても退屈だろうから、彼女も一緒にどうかと思って」
下心を見抜かれないように何気なさを装う。警戒されては、元も子もない。
すると、案の定カガリは渋い顔をした。
「アスランのところのパーティだろ? 大丈夫かな。キラは人が大勢集まるようなパーティは苦手だから……」
そして、カガリが不安そうな表情で兄を見つめるキラの前髪を人差し指でそっと払うと、彼女は目を細めた。
その瞬間、アスランの中に沸々と嫉妬が湧き上がる。仲のいい兄妹の微笑ましい光景は、アスランの目には恋人同士のじゃれ合いのように映ったのだ。
「それなら大丈夫だよ、パーティは内輪だけの小さいものだから。ニコルやラスティもいるし、ラクス嬢も招待してるんだ」
「アスランの家はプラントでも有名なシェフを雇ってるから、料理がすっごい美味いんだぜ」
「それにスイーツも全種類食べきれないくらいあって」
アスランの言葉を、ラスティとニコルが後押しする。
キラは珍しく――否、アスランが初めて本気になった相手だ。その彼女との間を取り持とうとしてくれているのだろうかと、訝しげに両脇に座る二人を見れば、何とも胡散臭い笑みを顔に貼り付けている。
彼らがこれをネタに『アスランで』遊ぶ気だと、その顔が物語っていた。
「そうなのか? どうする、キラ?」
カガリがキラ次第だと選択を任せれば、キラは眉根を寄せて、困惑の表情を浮かべた。暫らく、首を傾げて悩んだ末、「お邪魔じゃなければ」と小さく頷いて、了承の意を示した。
絶叫しそうなほど嬉しい反面、ラスティとニコルがしたり顔でにまにまと笑うのを見て、アスランはこれからの自分の運命を悟った。
「こっちが無理に誘ったんだから気にしないで。それに、もう一度、君と話がしたいとずっと思ってたんだ」
しかし、そんな彼らには気付かない振りをして、アスランはどんな女性でも腰砕けにしそうな、しかもキラ限定の蕩けるような笑みを向ける。
途端に、キラが俯く。
きっとカガリを含めた周りの人間から、大切に育てられたのだろう。世間擦れもせず、ポッと顔を赤らめる純粋なキラが可愛らしいとアスランは頬を緩めた。――今のアスランならば、キラのどんな仕草でも悩殺されてしまうかもしれない。
その後、パーティの細々とした日時や内容を説明し、すっかり打ち解けた様子のキラに満足して、アスラン達は帰宅することにした。
玄関まで送るというキラとカガリの後ろを付いて歩きながら、ラスティがアスランの脇腹を小突く。
「おい、俺達がお前と彼女の二人だけで話をさせてやる」
「カガリはこちらで引き付けておきますから、アスランはうまくやってくださいね」
にやりと笑うラスティとニコルに、先ほどから背後でぼそぼそと話し込んでいたのはこのことだったのかと、アスランは呆れた。しかし、キラとの運命的な再会をカガリに邪魔され、消化不良気味だったアスランは彼らの申し出を素直に感謝した。
「カーガリッ。俺、冬休み中にオーブに行くからさ、観光案内しろよ」
「はぁ!?」
「あ、それいいですね。僕も一緒に行きますよ」
「なっ……!! なんで、オレが!?」
予定通り、カガリの両脇を陣取り、キラの傍から引き離したラスティとニコルが気付かれないようにアスランを振り向き、親指を立てた。アスランはそれに頷いて、二人に絡まれるカガリをくすくすと笑って見ていたキラにそっと歩み寄る。
「パーティのこと、急に誘ったりして、ごめん」
「アスランさんっ!」
突然声を掛けられ、振り向いたキラが驚いた顔を見せたのは一瞬のことで、すぐにまた頬を染めて俯いてしまう。
その、話しかけるたびに見られる顕著な反応に、キラも自分のことを意識しているのではないか、と否応なしにアスランの期待を膨らませた。
「いえ、僕もここにいる間は暇ですから……」
尻窄みになるキラの声を聞き漏らさないように注意し、彼女のさらさらと揺れる亜麻色の髪を見つめながら、アスランはくすりと笑った。
「ずっと気になってたんだけど、君は自分のことを『僕』って言うんだね」
初めて会ったときには『ワタシ』と言っていた。しかし、良く思い返してみれば、言い慣れない単語を無理に口にしていたような気がする。
すると、キラはハッと顔を上げて、両手で口を押さえた。
「あのっ……つい、癖で……。両親には注意されるんですけど……おかしいです、よね?」
恥ずかしいのか、潤んだ瞳からは今にも涙が溢れ出しそうで、アスランは愛しくて抱き締めたくなる衝動を必死に抑えた。
「そんなことないよ。俺は可愛いと思うけど」
キラならば何をしても、何を言っても可愛いのだと言外に含ませた、その言葉。
この想いが目の前の少女に届けばいいと、願わずにはいられない。
「あぁ、そうだ。君のこと、『キラ』って呼んでもいい? それから、俺のことは『アスラン』で。あと、敬語も使わなくていいから」
矢継ぎ早に告げられ、ただコクコクと頷くキラに、アスランは微笑んだ。
そのとき、先に玄関に到着していたカガリがアスランを呼ぶ声が聞こえた。アスランは内心舌打ちして、けれど、それはおくびにも出さず、「行こうか」とキラを促した。
玄関ホールに着くと、そこに三人の姿はなく、開け放たれた扉の向こう――エントランスから声が聞こえた。
アスランはキラと二人で扉を潜り、外に出る。
「遅いぞ、アスラン。何してたんだ」
アスランの姿に気付いて、カガリが怒ったように声を張り上げた。ラスティとニコルは、アスランの呼んだザラ家のリムジンに乗り込んでいる。
アスランは背後に控えるキラを振り向いた。
「じゃあ、キラ。今度はクリスマスイヴに。待ってるから」
「あ、はい」
キラが頷いたのを確認して、アスランは車に乗り込んだ。
窓を開けて、カガリと二言三言話した後、カガリの後ろに立つキラに手を振る。キラもそれに応えるように手を振ってくれて、アスランは幸せな気持ちのまま、帰宅の徒に着いた。
「まさか、アスランが女性に本気になるなんて、思ってもみませんでしたよ」
「ホント。しかもカガリの妹だろ。ビックリ」
アスラン達を乗せた車は、積もり始めた雪道をザラの屋敷に向けて、走る。
ラスティとニコルの揶揄いを含んだ声を聞きながら、車窓越しに降り続ける雪を、アスランは何も言わず、ただ眺めていた。
いつまでも玄関ホールで話をするのは失礼だからというキラの口添えのおかげで、アスラン達はとりあえず、ヤマト家の客間に通された。
そして、ソファに落ち着いたアスラン達の口から出た疑問は、なぜオーブにいるはずのキラがプラントにいるのか、だった。――冬休みが始まるだいぶ前から、『冬休み中はパーティ三昧だ』とカガリがぼやいていたことを知っていたから。
カガリの話によれば、今年、十六歳の誕生日を迎えた途端、キラの元に頻繁に縁談の話が舞い込むようになったのだという。しかも、パーティに顔を出す度に見知らぬ青年達に言い寄られ、果てはストーカー紛いの行動に出る者まで現われたことからプラントへ緊急避難してきたらしい。
不愉快さを滲ませるカガリと浮かない顔をしたキラを見て、アスランは顔を顰めた。
そして、ソファに落ち着いたアスラン達の口から出た疑問は、なぜオーブにいるはずのキラがプラントにいるのか、だった。――冬休みが始まるだいぶ前から、『冬休み中はパーティ三昧だ』とカガリがぼやいていたことを知っていたから。
カガリの話によれば、今年、十六歳の誕生日を迎えた途端、キラの元に頻繁に縁談の話が舞い込むようになったのだという。しかも、パーティに顔を出す度に見知らぬ青年達に言い寄られ、果てはストーカー紛いの行動に出る者まで現われたことからプラントへ緊急避難してきたらしい。
不愉快さを滲ませるカガリと浮かない顔をしたキラを見て、アスランは顔を顰めた。
Eternal Snow 3
「まぁ、可愛いキラに目を付けたのは褒めてやるが、オレの目に適わなければ、嫁にやるわけにはいかないな」
妹は可愛いと親馬鹿ならぬ、兄馬鹿ぶりを発揮したカガリに、キラは呆れるような視線を向けた。
「身内の欲目だよ、カガリ。皆、ヤマトの家と繋がりを持ちたいだけだって」
「そんなことないぞ、キラッ。お前は自覚がなさ過ぎるんだ」
キラに言い寄る連中の狙いの一つは、ヤマト家と姻戚関係を結ぶことなのだろうが、身内や惚れた欲目でなくとも、キラが可愛いというのは誰もが納得するところだ。
今までどんなに綺麗な女性にも見向きもしなかったアスランが、唯一、恋情を抱いた相手なのだから、他の男が黙って見過ごすはずがない。
アスランは自分の女性を見る目の良さを自画自賛する一方、心中穏やかではなかった。
十ヶ月前に一目惚れして、やっと再会できたキラを、みすみす他の誰かにくれてやることなどできるわけがないし、カガリの目に適う人間は、自分しかいないという自信もアスランの中にはあった。
「じゃあ、彼女は冬休みの間中、ずっとプラントに?」
「そういうことになるな」
アスランは、目を輝かせた。
邪魔者がいないこのときこそ、キラと親密になれる絶好のチャンスだ。
「カガリ、クリスマスイヴに彼女をお借りしてもいいかな?」
「キラを?」
アスランはコクリと頷く。
「今度、我が家でクリスマスパーティがあるんだ。一人でいても退屈だろうから、彼女も一緒にどうかと思って」
下心を見抜かれないように何気なさを装う。警戒されては、元も子もない。
すると、案の定カガリは渋い顔をした。
「アスランのところのパーティだろ? 大丈夫かな。キラは人が大勢集まるようなパーティは苦手だから……」
そして、カガリが不安そうな表情で兄を見つめるキラの前髪を人差し指でそっと払うと、彼女は目を細めた。
その瞬間、アスランの中に沸々と嫉妬が湧き上がる。仲のいい兄妹の微笑ましい光景は、アスランの目には恋人同士のじゃれ合いのように映ったのだ。
「それなら大丈夫だよ、パーティは内輪だけの小さいものだから。ニコルやラスティもいるし、ラクス嬢も招待してるんだ」
「アスランの家はプラントでも有名なシェフを雇ってるから、料理がすっごい美味いんだぜ」
「それにスイーツも全種類食べきれないくらいあって」
アスランの言葉を、ラスティとニコルが後押しする。
キラは珍しく――否、アスランが初めて本気になった相手だ。その彼女との間を取り持とうとしてくれているのだろうかと、訝しげに両脇に座る二人を見れば、何とも胡散臭い笑みを顔に貼り付けている。
彼らがこれをネタに『アスランで』遊ぶ気だと、その顔が物語っていた。
「そうなのか? どうする、キラ?」
カガリがキラ次第だと選択を任せれば、キラは眉根を寄せて、困惑の表情を浮かべた。暫らく、首を傾げて悩んだ末、「お邪魔じゃなければ」と小さく頷いて、了承の意を示した。
絶叫しそうなほど嬉しい反面、ラスティとニコルがしたり顔でにまにまと笑うのを見て、アスランはこれからの自分の運命を悟った。
「こっちが無理に誘ったんだから気にしないで。それに、もう一度、君と話がしたいとずっと思ってたんだ」
しかし、そんな彼らには気付かない振りをして、アスランはどんな女性でも腰砕けにしそうな、しかもキラ限定の蕩けるような笑みを向ける。
途端に、キラが俯く。
きっとカガリを含めた周りの人間から、大切に育てられたのだろう。世間擦れもせず、ポッと顔を赤らめる純粋なキラが可愛らしいとアスランは頬を緩めた。――今のアスランならば、キラのどんな仕草でも悩殺されてしまうかもしれない。
その後、パーティの細々とした日時や内容を説明し、すっかり打ち解けた様子のキラに満足して、アスラン達は帰宅することにした。
玄関まで送るというキラとカガリの後ろを付いて歩きながら、ラスティがアスランの脇腹を小突く。
「おい、俺達がお前と彼女の二人だけで話をさせてやる」
「カガリはこちらで引き付けておきますから、アスランはうまくやってくださいね」
にやりと笑うラスティとニコルに、先ほどから背後でぼそぼそと話し込んでいたのはこのことだったのかと、アスランは呆れた。しかし、キラとの運命的な再会をカガリに邪魔され、消化不良気味だったアスランは彼らの申し出を素直に感謝した。
「カーガリッ。俺、冬休み中にオーブに行くからさ、観光案内しろよ」
「はぁ!?」
「あ、それいいですね。僕も一緒に行きますよ」
「なっ……!! なんで、オレが!?」
予定通り、カガリの両脇を陣取り、キラの傍から引き離したラスティとニコルが気付かれないようにアスランを振り向き、親指を立てた。アスランはそれに頷いて、二人に絡まれるカガリをくすくすと笑って見ていたキラにそっと歩み寄る。
「パーティのこと、急に誘ったりして、ごめん」
「アスランさんっ!」
突然声を掛けられ、振り向いたキラが驚いた顔を見せたのは一瞬のことで、すぐにまた頬を染めて俯いてしまう。
その、話しかけるたびに見られる顕著な反応に、キラも自分のことを意識しているのではないか、と否応なしにアスランの期待を膨らませた。
「いえ、僕もここにいる間は暇ですから……」
尻窄みになるキラの声を聞き漏らさないように注意し、彼女のさらさらと揺れる亜麻色の髪を見つめながら、アスランはくすりと笑った。
「ずっと気になってたんだけど、君は自分のことを『僕』って言うんだね」
初めて会ったときには『ワタシ』と言っていた。しかし、良く思い返してみれば、言い慣れない単語を無理に口にしていたような気がする。
すると、キラはハッと顔を上げて、両手で口を押さえた。
「あのっ……つい、癖で……。両親には注意されるんですけど……おかしいです、よね?」
恥ずかしいのか、潤んだ瞳からは今にも涙が溢れ出しそうで、アスランは愛しくて抱き締めたくなる衝動を必死に抑えた。
「そんなことないよ。俺は可愛いと思うけど」
キラならば何をしても、何を言っても可愛いのだと言外に含ませた、その言葉。
この想いが目の前の少女に届けばいいと、願わずにはいられない。
「あぁ、そうだ。君のこと、『キラ』って呼んでもいい? それから、俺のことは『アスラン』で。あと、敬語も使わなくていいから」
矢継ぎ早に告げられ、ただコクコクと頷くキラに、アスランは微笑んだ。
そのとき、先に玄関に到着していたカガリがアスランを呼ぶ声が聞こえた。アスランは内心舌打ちして、けれど、それはおくびにも出さず、「行こうか」とキラを促した。
玄関ホールに着くと、そこに三人の姿はなく、開け放たれた扉の向こう――エントランスから声が聞こえた。
アスランはキラと二人で扉を潜り、外に出る。
「遅いぞ、アスラン。何してたんだ」
アスランの姿に気付いて、カガリが怒ったように声を張り上げた。ラスティとニコルは、アスランの呼んだザラ家のリムジンに乗り込んでいる。
アスランは背後に控えるキラを振り向いた。
「じゃあ、キラ。今度はクリスマスイヴに。待ってるから」
「あ、はい」
キラが頷いたのを確認して、アスランは車に乗り込んだ。
窓を開けて、カガリと二言三言話した後、カガリの後ろに立つキラに手を振る。キラもそれに応えるように手を振ってくれて、アスランは幸せな気持ちのまま、帰宅の徒に着いた。
「まさか、アスランが女性に本気になるなんて、思ってもみませんでしたよ」
「ホント。しかもカガリの妹だろ。ビックリ」
アスラン達を乗せた車は、積もり始めた雪道をザラの屋敷に向けて、走る。
ラスティとニコルの揶揄いを含んだ声を聞きながら、車窓越しに降り続ける雪を、アスランは何も言わず、ただ眺めていた。
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神里 美羽
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女性
趣味:
読書・カラオケ・妄想
自己紹介:
日々、アスキラとロク刹の妄想に精を出す腐女子です。
ロク刹は年の差カッポー好きの神里のツボを激しく突きまくりで、最早、瀕死状態。
アスキラはキラが可愛ければ何でもオッケーで、アスランはそんなキラを甘やかしてればいいと思います。
そんな私ですが、末永くお付き合いください。
ロク刹は年の差カッポー好きの神里のツボを激しく突きまくりで、最早、瀕死状態。
アスキラはキラが可愛ければ何でもオッケーで、アスランはそんなキラを甘やかしてればいいと思います。
そんな私ですが、末永くお付き合いください。
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