ガンダムSEED(アスキラ)&ガンダムOO(ロク刹)の二次創作小説サイトです。
2009/10/28 (Wed)
独占禁止法
父親が理事長を務めるザラ学園の高等部に、英語教師として勤務しているアスラン・ザラは、現在、極度のストレスを抱えていました。
その原因は仕事ではなく、家庭にありました。
今年の三月にザラ学園高等部を卒業した幼い妻――キラは三ヶ月ほど前に男の子を出産し、専業主婦をする傍ら育児に追われています。
彼女の優先順位は常に息子のレオンにあり、そのせいで夫のアスランは二の次です。それがアスランには気に入りません。
母親の立場としては子どもを優先するのは当たり前のことなのですが、キラに対して異常な独占欲を見せるアスランには、例え相手が実の息子であろうとキラの愛情を独占する異性はすべて嫉妬の対象となるのです。
キラの妊娠がわかってからは夜のスキンシップは少なめでした。子どもを出産して、やっとこれでキラといちゃいちゃできると思ったら、今度はレオンの夜泣きに邪魔をされます。
最近では夫の体調を考えてか、キラはレオンと客室で寝るようになり、アスランは寝室に鎮座するキングサイズのベッドで寂しく一人寝をする羽目になってしまいました。
そして、何より一番アスランを苛立たせているのは、授乳の時間でした。
(くそっ、俺でさえもう何ヶ月も触ってないのに!)
アスランが丹精込めて育て上げたキラの豊かな胸は、今やレオンに独占されていました。
我が子といえど、忌々しいにもほどがあります。
狭量と言われようがなんだろうが、心の大半がキラへの愛で埋め尽くされているアスランにとっては死活問題です。
現に今も空腹で泣き出したレオンを抱いて、ソファに座ったキラはシャツの前を開き、ブラジャーを寛げて乳首をレオンの小さな口に含ませています。レオンの手がたぷたぷとしたキラの乳房を触るたびに、アスランの嫉妬心は煽られました。
他人からすれば、ほのぼのとした親子の光景でも、アスランにはそうは映らないのです。
それは俺のだ、と衝動的に叫びたくなってしまうのは最早どうしようもありません。
アスランは行き場のない怒りをぐっと堪えて、今まで練ってきた計画を実行するために立ち上がりました。
「どうしたの、アスラン?」
一人掛け用のソファで雑誌を見ていた夫が、突然、隣に腰を降ろしたのでキラはアスランの顔を不思議そうに見つめました。
「ん? いや、こいつ、おっぱいを美味しそうに飲んでるなと思って……。そんなに美味しいのか、母乳って?」
レオンのぷくぷくとしたほっぺを指でつつきながら、何気ない風を装って質問します。
「さぁ? 僕も飲んだことがないからわからないけど」
キラはレオンの藍色の髪を撫でながら、苦笑で返しました。
「……ふーん。じゃあさ、俺が味見してみてもいい?」
「えっ!?」
ビックリして身じろいだキラを無視して、アスランはもう片方の乳房をブラジャーから取り出しました。ぷるんと飛び出したそれに顔を近づけ、勃ち上がった乳首を口に含むと、ちゅうっと吸い付きます。
アスランの舌にじんわりと控えめな甘さが広がりました。
「あっ……!」
ぴくりと震えたキラの腰を、レオンを潰さない程度の力で抱き寄せます。
アスランは尚も乳首を吸引し、ちゅぽっと音を立てて口を離しました。
「……甘いな」
思ったことをそのまま口にすると、キラの頬に朱が差しました。
「――バ、バカじゃないの! 味見したんだから、もういいでしょ!?」
急いで乳房をしまおうとするキラを、アスランはその手を掴むことで阻みました。
「駄目だよ、キラ。もう少し、味見させて?」
言いながら、空いているもう片方の手でキラの乳房をやわやわと優しく揉むと、それだけで乳首の先端から乳白色の液が滲みました。以前、ピンク色だった乳首は、今は濃い色に変わっていて、それが母乳に塗れる様が酷く淫猥でそそられます。
乳房の丸みに沿って落ちる母乳を、下から掬うように舐め取りながら、再び乳首を口腔内に招き入れます。
「ちょ、ちょっと――あんっ!」
色めいた声が、キラの口から漏れました。
視線を上げて様子を窺うと、片手で口を押さえ、目元を潤ませながら、必死に快感を堪えようとするキラの姿を目に入りました。
アスランは内心ほくそ笑みました。
キラの羞恥心を煽るように、じゅるじゅると音を立てて吸うと、キラの躰が小刻みに震え始めます。
「あ…ンんっ…ゃん!」
快感を訴えるキラの声を聞いてしまったら、アスランはもう止まりません。キラの体温に触れるのが久しぶりということも相俟って、躰中の血液が沸騰したように血管を駆け回ります。熱を持った下半身が首をもたげるのを感じました。
「キーラ、そんないやらしい声、出して。感じちゃってるの?」
乳房を下から掬い上げるように揉みしだき、乳首の先端から溢れる母乳を時折舌で舐めながら、アスランは意地悪く問い掛けます。
「だ、だって……んっ……アスランが……」
「俺はただ、母乳の味見をしてるだけだよ。それとも、キラはレオンに母乳をあげるたびに、気持ちよくなってるのかな?」
「っ……そんなわけっ……!! レオンはアスランみたいにいやらしく吸ったりしないよっ――あぁっ!」
キラの言葉を遮るように、ぢゅうっと少し強めに乳首を吸って、唾液と共に母乳を嚥下すると、アスランはキラににっこり微笑みました。
「美味しいよ。キラも飲んでみる?」
アスランは、はふはふと息をあげるキラの唇に、ちゅ、ちゅ、と啄ばむだけのキスを施しました。
久々に与えられた快感にぼーっと放心しているキラを眺めながら、親指と人差し指で乳首を摘んでこりこりと転がし、母乳に濡れた人差し指を薄く開いたキラの唇の中に差し入れました。
「んっ……」
アスランの指がキラの舌に絡め取られます。そのざらりとした感触に、アスランの背筋に快感が走り抜けました。
指を銜えながら、潤んだ瞳でアスランを見つめるキラの何とも言えない妖艶な姿が扇情的です。
アスランはごくりと生唾を飲み込みました。
「……キラ」
そんな淫らな行為に耽る両親の間に挟まれるようにして食事をしているレオンのことさえ、今のアスランは認識していません。
彼の頭には、もうキラとのめくるめく官能の世界しか存在していないのです。
アスランは誘われるようにキラの唇に自分のそれを押し付けます。
柔らかい唇に触れた途端、堪らなくなって、アスランはキラの口腔に舌を押し入れ、蹂躙しました。
「んんっ…ふっ…はぁ…」
「キラ……キラ……っ!」
口づけの合間に愛しい妻の名前を呼びながら、アスランは夢中でキラの唇を貪りました。
今までの欲求不満をぶつけるようなアスランからの激しいキスに、キラも自分の舌をアスランのそれに絡め始めます。
アスランの大きな手の平がキラの乳房を覆うように鷲掴み、くにゅくにゅと揉み解します。乳首から零れた温かい母乳がアスランの手を濡らすのでさえ、アスランには十分な興奮材料になりました。
そのうち、アスランの悪戯なもう片方の手は、キラのスカートの中に忍び込み、しなやかな内腿を撫でました。
ふるっと震えるキラが可愛くて愛しくて、アスランはもっと快感を引き出そうとその奥にある秘密の花園に手を伸ばしました。
そこはレオンを出産前まではよく拝んでいた場所でしたが、ここ数ヶ月はとんとお目に掛かったことがありません。
アスランは少し緊張しながら、生命の出ずる場所を触りました。すでにそこは愛撫によってしとどに濡れていて、アスランを喜ばせました。
ショーツの上から花壺の入り口を指でなぞると、にちゃにちゃと淫靡な音を響かせました。そのたびに花壺から蜜が零れ、とろとろと指を濡らす感触にアスランは気をよくします。
もっともっと感じてほしくて、アスランの指は花唇の上にある花芯に触れました。
「んーっ!!」
キラの躰が戦慄き、イヤイヤをするように首を横に振るので、ついにお互いの唇は離れてしまいました。
アスランはそれを追って、キラの濡れた紅い唇に舌を這わせます。
「キラ、気持ちいい?」
キラの唇から覗く熟れた舌を、自分の舌先でちろちろと嬲りながら、アスランはキラの恍惚とした表情を見つめました。
「あ…あ…はんっ…ゃ…」
キラは目を閉じて、齎される快感を甘受しているようでした。
アスランはキラの顔中にキスを落としながら、花芯への刺激はそのままに、片手で器用にショーツを捲って、蜜が溢れるそこに指を滑らせました。――――が。
「ふえーーーーんっ!!」
機嫌良く食事をしていたはずのレオンの泣き声に、二人の動きがピタリと止まりました。
「レ、レオンッ!」
快感に浮いていた意識を取り戻したキラは、慌てたようにレオンをあやしました。レオンの背中をポンポンと叩くキラには、すでに先ほどまでの官能を示すものは何もありません。
更に、いまだスカートの中に潜り込んでいる手を叩かれて、アスランは渋々キラから躰を離しました。
「あ、あのさ……キラ……?」
アスランはキラのお伺いを立てるように、ちらちらと横目を使いました。少し――否、かなりやりすぎてしまったと、アスランは反省しました。
本当はただ、キラにほんの少し触れたかったのです。
キラに触れて、彼女が自分のものだと実感したかっただけなのです。それなのに、キラの柔肌に触れているうちに、積もりに積もったフラストレーションが爆発し、暴走してしまいました。
アスランの中に残っていた僅かな理性は、キラから立ち上る甘い匂いの前ではないも同然でした。あのときのアスランは、本能に忠実な雄だったのです。
何とかして許しを乞いたいと思いましたが、キラから漏れる怒りのオーラが、それを許してくれそうにありません。
ソファから立ち上がったキラは振り返って、アスランを鋭い眼光で睨み付けました。以前のキラならば可愛いと思えたそれも、母親となって子どもを守ろうと精神的に強くなったことで凄みが増しています。
アスランは思わず怯みました。
「アスランのバカッ! すけべっ! 変態っ!!」
「キラッ!!」
リビングのドアを開けてイーッをすると、勢い良くドアが閉まりました。
キラを呼び止めようと伸ばしたアスランの手が、空を切ります。
アスランは母乳と愛液に濡れた両手を見つめて、がっくりと肩を落としました。
その夜、いじける旦那さまを見兼ねて、奥さまが寝室のあの大きいベッドの上で慰めてあげたのは、また別の話――――。
アスランが変態チックです。
カッコいいアスランをお求めの方はお戻りください。
青年の家の隣には、六歳下の少女が住んでいました。
青年は少女を妹のように可愛がり、少女もまた青年を兄のように慕っていました。
兄妹のように育った二人の関係が崩れたのは、少女が中学三年生になった頃でした。
少女の両親が海外に転勤することになり、少女一人がこの国に残ることになったのです。
当然、幼い少女に一人暮らしをさせることもできず、青年の家で少女を預かることになりました。青年の両親は少女をとても気に入っていたので、大喜びです。
しかし、彼らは非常に多忙な人たちでした。ですから、すでに大学生となり、人暮らしをしていた青年は実家へ呼び戻されました。殆ど、青年と少女の二人暮らしのような有り様です。
少女は思春期真っ只中で、子どもから大人へと変貌する時期にありました。蝶が羽化するように、少女が艶やかに成長する様を目の当たりにして、青年は戸惑いました。
ずっと妹だと思っていた少女を、自分のものにしたいと思ってしまったのです。それは明らかに恋情であり、劣情でした。
日に日に美しくなる少女に懸想する者が多くなる中、青年は日々嫉妬に苛まれました。
そしてある日、青年はその嫉妬に耐え切れず、少女の可憐な唇を奪ってしまったのです。突然の出来事に怯え、泣き震える少女に、青年は精一杯の真摯さで愛の言葉を囁きました。少女は青年の愚行を許し、その愛を受け止めました。
このとき青年と少女は、少女が十六歳の誕生日に結婚することを約束します。
翌年、約束通り二人は結婚し、晴れて夫婦となりました。
そして現在、高校最後の年に子どもを身篭った少女は元気な男の子を出産し、二人はお父さんとお母さんになりました。
――――これは、そんな夫婦と彼らの一人息子のお話です。
カッコいいアスランをお求めの方はお戻りください。
青年の家の隣には、六歳下の少女が住んでいました。
青年は少女を妹のように可愛がり、少女もまた青年を兄のように慕っていました。
兄妹のように育った二人の関係が崩れたのは、少女が中学三年生になった頃でした。
少女の両親が海外に転勤することになり、少女一人がこの国に残ることになったのです。
当然、幼い少女に一人暮らしをさせることもできず、青年の家で少女を預かることになりました。青年の両親は少女をとても気に入っていたので、大喜びです。
しかし、彼らは非常に多忙な人たちでした。ですから、すでに大学生となり、人暮らしをしていた青年は実家へ呼び戻されました。殆ど、青年と少女の二人暮らしのような有り様です。
少女は思春期真っ只中で、子どもから大人へと変貌する時期にありました。蝶が羽化するように、少女が艶やかに成長する様を目の当たりにして、青年は戸惑いました。
ずっと妹だと思っていた少女を、自分のものにしたいと思ってしまったのです。それは明らかに恋情であり、劣情でした。
日に日に美しくなる少女に懸想する者が多くなる中、青年は日々嫉妬に苛まれました。
そしてある日、青年はその嫉妬に耐え切れず、少女の可憐な唇を奪ってしまったのです。突然の出来事に怯え、泣き震える少女に、青年は精一杯の真摯さで愛の言葉を囁きました。少女は青年の愚行を許し、その愛を受け止めました。
このとき青年と少女は、少女が十六歳の誕生日に結婚することを約束します。
翌年、約束通り二人は結婚し、晴れて夫婦となりました。
そして現在、高校最後の年に子どもを身篭った少女は元気な男の子を出産し、二人はお父さんとお母さんになりました。
――――これは、そんな夫婦と彼らの一人息子のお話です。
独占禁止法
父親が理事長を務めるザラ学園の高等部に、英語教師として勤務しているアスラン・ザラは、現在、極度のストレスを抱えていました。
その原因は仕事ではなく、家庭にありました。
今年の三月にザラ学園高等部を卒業した幼い妻――キラは三ヶ月ほど前に男の子を出産し、専業主婦をする傍ら育児に追われています。
彼女の優先順位は常に息子のレオンにあり、そのせいで夫のアスランは二の次です。それがアスランには気に入りません。
母親の立場としては子どもを優先するのは当たり前のことなのですが、キラに対して異常な独占欲を見せるアスランには、例え相手が実の息子であろうとキラの愛情を独占する異性はすべて嫉妬の対象となるのです。
キラの妊娠がわかってからは夜のスキンシップは少なめでした。子どもを出産して、やっとこれでキラといちゃいちゃできると思ったら、今度はレオンの夜泣きに邪魔をされます。
最近では夫の体調を考えてか、キラはレオンと客室で寝るようになり、アスランは寝室に鎮座するキングサイズのベッドで寂しく一人寝をする羽目になってしまいました。
そして、何より一番アスランを苛立たせているのは、授乳の時間でした。
(くそっ、俺でさえもう何ヶ月も触ってないのに!)
アスランが丹精込めて育て上げたキラの豊かな胸は、今やレオンに独占されていました。
我が子といえど、忌々しいにもほどがあります。
狭量と言われようがなんだろうが、心の大半がキラへの愛で埋め尽くされているアスランにとっては死活問題です。
現に今も空腹で泣き出したレオンを抱いて、ソファに座ったキラはシャツの前を開き、ブラジャーを寛げて乳首をレオンの小さな口に含ませています。レオンの手がたぷたぷとしたキラの乳房を触るたびに、アスランの嫉妬心は煽られました。
他人からすれば、ほのぼのとした親子の光景でも、アスランにはそうは映らないのです。
それは俺のだ、と衝動的に叫びたくなってしまうのは最早どうしようもありません。
アスランは行き場のない怒りをぐっと堪えて、今まで練ってきた計画を実行するために立ち上がりました。
「どうしたの、アスラン?」
一人掛け用のソファで雑誌を見ていた夫が、突然、隣に腰を降ろしたのでキラはアスランの顔を不思議そうに見つめました。
「ん? いや、こいつ、おっぱいを美味しそうに飲んでるなと思って……。そんなに美味しいのか、母乳って?」
レオンのぷくぷくとしたほっぺを指でつつきながら、何気ない風を装って質問します。
「さぁ? 僕も飲んだことがないからわからないけど」
キラはレオンの藍色の髪を撫でながら、苦笑で返しました。
「……ふーん。じゃあさ、俺が味見してみてもいい?」
「えっ!?」
ビックリして身じろいだキラを無視して、アスランはもう片方の乳房をブラジャーから取り出しました。ぷるんと飛び出したそれに顔を近づけ、勃ち上がった乳首を口に含むと、ちゅうっと吸い付きます。
アスランの舌にじんわりと控えめな甘さが広がりました。
「あっ……!」
ぴくりと震えたキラの腰を、レオンを潰さない程度の力で抱き寄せます。
アスランは尚も乳首を吸引し、ちゅぽっと音を立てて口を離しました。
「……甘いな」
思ったことをそのまま口にすると、キラの頬に朱が差しました。
「――バ、バカじゃないの! 味見したんだから、もういいでしょ!?」
急いで乳房をしまおうとするキラを、アスランはその手を掴むことで阻みました。
「駄目だよ、キラ。もう少し、味見させて?」
言いながら、空いているもう片方の手でキラの乳房をやわやわと優しく揉むと、それだけで乳首の先端から乳白色の液が滲みました。以前、ピンク色だった乳首は、今は濃い色に変わっていて、それが母乳に塗れる様が酷く淫猥でそそられます。
乳房の丸みに沿って落ちる母乳を、下から掬うように舐め取りながら、再び乳首を口腔内に招き入れます。
「ちょ、ちょっと――あんっ!」
色めいた声が、キラの口から漏れました。
視線を上げて様子を窺うと、片手で口を押さえ、目元を潤ませながら、必死に快感を堪えようとするキラの姿を目に入りました。
アスランは内心ほくそ笑みました。
キラの羞恥心を煽るように、じゅるじゅると音を立てて吸うと、キラの躰が小刻みに震え始めます。
「あ…ンんっ…ゃん!」
快感を訴えるキラの声を聞いてしまったら、アスランはもう止まりません。キラの体温に触れるのが久しぶりということも相俟って、躰中の血液が沸騰したように血管を駆け回ります。熱を持った下半身が首をもたげるのを感じました。
「キーラ、そんないやらしい声、出して。感じちゃってるの?」
乳房を下から掬い上げるように揉みしだき、乳首の先端から溢れる母乳を時折舌で舐めながら、アスランは意地悪く問い掛けます。
「だ、だって……んっ……アスランが……」
「俺はただ、母乳の味見をしてるだけだよ。それとも、キラはレオンに母乳をあげるたびに、気持ちよくなってるのかな?」
「っ……そんなわけっ……!! レオンはアスランみたいにいやらしく吸ったりしないよっ――あぁっ!」
キラの言葉を遮るように、ぢゅうっと少し強めに乳首を吸って、唾液と共に母乳を嚥下すると、アスランはキラににっこり微笑みました。
「美味しいよ。キラも飲んでみる?」
アスランは、はふはふと息をあげるキラの唇に、ちゅ、ちゅ、と啄ばむだけのキスを施しました。
久々に与えられた快感にぼーっと放心しているキラを眺めながら、親指と人差し指で乳首を摘んでこりこりと転がし、母乳に濡れた人差し指を薄く開いたキラの唇の中に差し入れました。
「んっ……」
アスランの指がキラの舌に絡め取られます。そのざらりとした感触に、アスランの背筋に快感が走り抜けました。
指を銜えながら、潤んだ瞳でアスランを見つめるキラの何とも言えない妖艶な姿が扇情的です。
アスランはごくりと生唾を飲み込みました。
「……キラ」
そんな淫らな行為に耽る両親の間に挟まれるようにして食事をしているレオンのことさえ、今のアスランは認識していません。
彼の頭には、もうキラとのめくるめく官能の世界しか存在していないのです。
アスランは誘われるようにキラの唇に自分のそれを押し付けます。
柔らかい唇に触れた途端、堪らなくなって、アスランはキラの口腔に舌を押し入れ、蹂躙しました。
「んんっ…ふっ…はぁ…」
「キラ……キラ……っ!」
口づけの合間に愛しい妻の名前を呼びながら、アスランは夢中でキラの唇を貪りました。
今までの欲求不満をぶつけるようなアスランからの激しいキスに、キラも自分の舌をアスランのそれに絡め始めます。
アスランの大きな手の平がキラの乳房を覆うように鷲掴み、くにゅくにゅと揉み解します。乳首から零れた温かい母乳がアスランの手を濡らすのでさえ、アスランには十分な興奮材料になりました。
そのうち、アスランの悪戯なもう片方の手は、キラのスカートの中に忍び込み、しなやかな内腿を撫でました。
ふるっと震えるキラが可愛くて愛しくて、アスランはもっと快感を引き出そうとその奥にある秘密の花園に手を伸ばしました。
そこはレオンを出産前まではよく拝んでいた場所でしたが、ここ数ヶ月はとんとお目に掛かったことがありません。
アスランは少し緊張しながら、生命の出ずる場所を触りました。すでにそこは愛撫によってしとどに濡れていて、アスランを喜ばせました。
ショーツの上から花壺の入り口を指でなぞると、にちゃにちゃと淫靡な音を響かせました。そのたびに花壺から蜜が零れ、とろとろと指を濡らす感触にアスランは気をよくします。
もっともっと感じてほしくて、アスランの指は花唇の上にある花芯に触れました。
「んーっ!!」
キラの躰が戦慄き、イヤイヤをするように首を横に振るので、ついにお互いの唇は離れてしまいました。
アスランはそれを追って、キラの濡れた紅い唇に舌を這わせます。
「キラ、気持ちいい?」
キラの唇から覗く熟れた舌を、自分の舌先でちろちろと嬲りながら、アスランはキラの恍惚とした表情を見つめました。
「あ…あ…はんっ…ゃ…」
キラは目を閉じて、齎される快感を甘受しているようでした。
アスランはキラの顔中にキスを落としながら、花芯への刺激はそのままに、片手で器用にショーツを捲って、蜜が溢れるそこに指を滑らせました。――――が。
「ふえーーーーんっ!!」
機嫌良く食事をしていたはずのレオンの泣き声に、二人の動きがピタリと止まりました。
「レ、レオンッ!」
快感に浮いていた意識を取り戻したキラは、慌てたようにレオンをあやしました。レオンの背中をポンポンと叩くキラには、すでに先ほどまでの官能を示すものは何もありません。
更に、いまだスカートの中に潜り込んでいる手を叩かれて、アスランは渋々キラから躰を離しました。
「あ、あのさ……キラ……?」
アスランはキラのお伺いを立てるように、ちらちらと横目を使いました。少し――否、かなりやりすぎてしまったと、アスランは反省しました。
本当はただ、キラにほんの少し触れたかったのです。
キラに触れて、彼女が自分のものだと実感したかっただけなのです。それなのに、キラの柔肌に触れているうちに、積もりに積もったフラストレーションが爆発し、暴走してしまいました。
アスランの中に残っていた僅かな理性は、キラから立ち上る甘い匂いの前ではないも同然でした。あのときのアスランは、本能に忠実な雄だったのです。
何とかして許しを乞いたいと思いましたが、キラから漏れる怒りのオーラが、それを許してくれそうにありません。
ソファから立ち上がったキラは振り返って、アスランを鋭い眼光で睨み付けました。以前のキラならば可愛いと思えたそれも、母親となって子どもを守ろうと精神的に強くなったことで凄みが増しています。
アスランは思わず怯みました。
「アスランのバカッ! すけべっ! 変態っ!!」
「キラッ!!」
リビングのドアを開けてイーッをすると、勢い良くドアが閉まりました。
キラを呼び止めようと伸ばしたアスランの手が、空を切ります。
アスランは母乳と愛液に濡れた両手を見つめて、がっくりと肩を落としました。
その夜、いじける旦那さまを見兼ねて、奥さまが寝室のあの大きいベッドの上で慰めてあげたのは、また別の話――――。
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HN:
神里 美羽
性別:
女性
趣味:
読書・カラオケ・妄想
自己紹介:
日々、アスキラとロク刹の妄想に精を出す腐女子です。
ロク刹は年の差カッポー好きの神里のツボを激しく突きまくりで、最早、瀕死状態。
アスキラはキラが可愛ければ何でもオッケーで、アスランはそんなキラを甘やかしてればいいと思います。
そんな私ですが、末永くお付き合いください。
ロク刹は年の差カッポー好きの神里のツボを激しく突きまくりで、最早、瀕死状態。
アスキラはキラが可愛ければ何でもオッケーで、アスランはそんなキラを甘やかしてればいいと思います。
そんな私ですが、末永くお付き合いください。
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